魚に優しいトーナメント増加中!
昨年末に開催した霞ヶ浦・北浦資源保護協議会ではトーナメントのあり方について多くの意見が上がりました。
霞ヶ浦・北浦ではライブウェルに魚を入れるトーナメントを自粛している5月を除き、4月~11月の間は毎週のようにトーナメントが開催されています。トーナメントを開催するとフィッシングプレッシャーが高まりますから、トーナメント数を削減すべき!という意見が多くなります。
また、トーナメントの多くが釣った魚をライブウェルに入れて試合会場に運ぶので、魚を増やしたいならスポーニング時期と言われる4月から6月は釣った魚の移動を禁止(デジタルウエイインへ変更)したり、大会開催を自粛すべきという意見が多くなります。
一方でトーナメントを楽しみにしているアングラーが多いのも事実で折り合いをつけるのは難しいところです。
霞ヶ浦・北浦資源保護協議会は活動の第一歩として以下の方策を掲げました。
霞ヶ浦・北浦資源保護協議会ブログ
- アングラーが遊漁券を積極的に購入することで漁協などの行政との関係を構築、ベイトフィッシュやワカサギなどの資源放流につなげる
- アングラーが手軽に遊漁券を買えるよう、多くのマリーナや釣り具店などで購入できる環境を構築する
- 各トーナメント団体と4・5・6月のトーナメントの在り方や魚に優しいトーナメント・大会数の削減・トーナメント自粛エリア(資源保護エリア)などを協議する
- 霞ヶ浦・北浦をいくつかのエリアに分割してそれぞれのエリアで営業している業者で協議して保護自粛エリアを設定、お客様に協力を呼び掛ける
今後、項目3を実現すべく活動することになりますが、すでに動いているトーナメント団体や業者がいます。
JB・NBCは大幅変更!
最初に動いてくれたのはチャプター北浦です。霞ヶ浦・北浦資源保護協議会立ち上げ前から危機感を持っていて、それまで年5戦行われていた大会を2023年から年4戦としました。
チャプター茨城とチャプター霞ヶ浦も2024年から年5戦行われていた大会を年4戦としました。チャプター茨城は競技エリアも縮小しました。
今年から競技エリアをJB霞ヶ浦と同様とし 潮来大橋までとなります。
NBCチャプター茨城 競技エリア縮小の件 |JB/NBC本部・チャプター事務局からのお知らせ| NBCNEWS | NBCNEWS (jbnbc.jp)
プロ登録認識キャップ エンジンベルト等は第1戦受付時に購入受付致します。
第2戦からの使用 着用をお願い致します。
また、JB日本バスプロ協会は2024年からすべての大会を3匹リミットとしました。
BMC・アメドリはデジタルウエイイン!
BMCは2023年は一部の大会を湖上で重量測定するデジタルウエイインを採用、2024年から全戦デジタルウエイインに移行します。
Kota’s American Dream(アメドリ)は2023年から2匹の全長で競い合うデジタルウエイインを採用しました。
ちなみに私が勤めるHEARTS MARINEでは2023年から年6戦行われていた大会数を年5戦とし、全戦を全長で競い合うデジタルウエイインとしました。
WBS・レイカーズは試合数削減!
WORLD BASS SOCIETYは年7戦行われていた大会を年6戦にしました。
また、WORLD BASS SOCIETYの会報でも霞ヶ浦・北浦資源保護協議会の活動をご紹介いただきました。
レイカーズは霞ヶ浦・北浦資源保護協議会で出された意見に賛同していただき、2024年から年12戦行われていた大会数が年6戦になりました。
2024年のレイカーズは、
試合数を年6戦に減らすことと致します。皆さん霞ヶ浦のバス減少を
レイカーズブログより
釣果をもって肌で感じている思います。
少しでも前みたいに釣れるようになることを期待して
苦渋の決断ではありますが、
特にスポーニング期を中心に試合数を減らします。
K’sCUPは1匹勝負!
K’sCUPは2023年まで3匹リミットだった大会をライブウェルに入れることによる魚への負担を軽減するため、2024年から1匹勝負になる予定です。
いくつか事例をご紹介しましたが、ほかにも魚に優しいトーナメントを実施・検討していただけている団体・業者がいらっしゃいます。ハッキリしましたら当ブログでご紹介したいと思います。
また、事務局として把握できていないところで検討・実施していただけている団体・業者もあると思いますので霞ヶ浦・北浦資源保護協議会の公式LINEアカウントか、下記リンクから情報提供していただければ当ブログでご紹介させていただきます。
https://tsurerukasumi.com/contact/
霞ヶ浦・北浦で開催している大会の運営に携わっている方が当ブログを見ていただけているなら、少しでも魚に優しい大会運営を心掛けていただけると幸いです。