霞ヶ浦・北浦資源保護協議会を開催いたしました。

HP作成に苦戦してご報告が遅くなりましたが、昨年の12月17日に資源を保護して『釣れる』霞ヶ浦・北浦を目指して、霞ヶ浦・北浦を拠点に営業・活動されているマリーナ・ボート販売&ボート整備店・レンタルボート店、霞ヶ浦・北浦でボートを使った大会を主催されている釣り具店・トーナメント団体・トーナメント主催者などにお声掛けして協議会を開催いたしました。

当日、出席いただきました業者・団体は下記リンクをご覧ください。

  参加業者・団体一覧

実に38業者・団体、計46名にご参加いただきました。これだけ多く方々にご参加いただけたのは皆さんの危機感の表れだと思います。

協議会の会長には無理を言ってNPO法人水辺基盤協会代表であり、WORLD BASS SOCIETYを率いている吉田 幸二さんに就任していただきました。この場をお借りしまして感謝申し上げます。

また、協議会開催にあたり、会合場所となった割烹旅館霞ヶ浦をお貸しいただき、会合後のお食事までご提供いただいきましたBASS PRO SUPPORT代表の加藤 栄作さんには心より感謝申し上げます。

事務局はHEARTS MARINEで営業を担当している笠井が務めさせていただきました。

議論を始める前に事務局からW.B.S.JB・NBCなどの霞ヶ浦・北浦で行われた大会の結果から見える状況を報告させていただきました。

各トーナメント団体の結果から『参加した選手(艇数)が何匹ウエイインできたのか』を数値化して2018年から2023年末までの推移をグラフ化(1年間の移動平均)しました。

結果はキレイな右肩下がり・・・年々釣れなくなってきていると感じていましたが、こうして数値化すると状況がハッキリと判ります。

霞ヶ浦の状況を理解していただいた上で4つのグループに分かれてディスカッションしていただきました。

それぞれのグループから出た意見を要約すると・・・

  • スポーニング時期である4・5・6月のトーナメントの在り方
  • 魚を保護するエリアの設定
  • トーナメント数の見直し
  • ランディングネットの使用やデジタルウエイインなど、魚に優しいトーナメントの推奨
  • 遊漁料などの資金集め→行政との関係構築・ワカサギなどの資源放流事業の推進
  • 水質・水位・農薬などの影響

となりました。

出されたアイデアは実現に向けて事務局が利害関係者と協議していくことを約束して会合は終了いたしました。

事務局としては活動の第一歩として以下の方策を実現すべく、進めていきたいと考えております。

  • アングラーが遊漁券を積極的に購入することで漁協などの行政との関係を構築、ベイトフィッシュやワカサギなどの資源放流につなげる
  • アングラーが手軽に遊漁券を買えるよう、多くのマリーナや釣り具店などで購入できる環境を構築する
  • 各トーナメント団体と4・5・6月のトーナメントの在り方や魚に優しいトーナメント・大会数の削減・トーナメント自粛エリア(資源保護エリア)などを協議する
  • 霞ヶ浦・北浦をいくつかのエリアに分割してそれぞれのエリアで営業している業者で協議して保護自粛エリアを設定、お客様に協力を呼び掛ける

すでに資源保護の取り組みを実行されている業者やトーナメント団体がいらっしゃいます。今後は活動報告とともに業者やトーナメント団体の取り組みを当ブログでご紹介する予定です。

バスフィッシングをいつまでも楽しむためには今いる資源を守っていくしかありません。アングラーである皆さんのお力が必要です。『それなら協力できるよ!』ということがありましたら是非、力を貸してください。

よろしくお願いいたします。

霞ヶ浦・北浦資源保護協議会 事務局担当 笠井